6月27日のビットコイン価格は10万6千ドルと若干下落しました。
本日のビットコインに関するニュースとしては、バクット社が10億ドル規模のビットコインや他の仮想通貨を購入する予定とのニュースがありました。
毎日このようなニュースが出ていますが、ビットコインを購入する企業の傾向として、本来の事業が失敗しており破綻間近の企業であるということが挙げられます。そのような企業が増資を行うことで資金調達をして新たにビットコインを購入する、という事例が多くあります。
実質的にも株主の資金をビットコインに再投資していることと変わりません。そのため投資しているビットコインの価格が上昇すれば企業の規模は増加し自然に株価も上がります。しかし、この手法には問題点もあり、それはビットコインはキャッシュフローを生まないということが挙げられます。だからこそ、レンディングなどのビットコインからキャッシュフローをどう生み出すかが課題となるのですが、現在までのところ、企業が保有のビットコインをレンディングすることは主流ではありません。あくまで、コールドウォレットで保管されているのみで余計に経費がかかるわけではありませんが、企業が抱える人件費などの管理費はビットコインを持っているだけでは支払いできません。
そのため、ビットコインをトラジャリー企業は資金繰りのため増資を繰り返し、株の希薄化が必然的です。それでも、ビットコイン価格が上がっているうちは問題ないのですが、ビットコイン価格が下落すると株価の暴落は避けられません。
それならば、として、イーサリアムへの投資をする会社も出てきています。5月末よりシャープリンク社はイーサリアムのトレジャリー企業を宣言し、20万枚を超えるイーサリアムを購入しているとされます。
世界最大の投資銀行であるブラックロックも現在は30億ドル弱の150万枚のイーサリアムを保有しており、ETFの発行とリアルワールドアセットへの運用を目的として保有量を伸ばしています。
今年の5月を境にビットコインと共にイーサリアムへの期待値も高まりつつあると思います。特にブロックチェーンが金融業界で使われ始めており、今日のコインデスクのニュースによると過去3年間で3.8倍に規模が拡大し、240億ドルまで拡大をしているとのことで、現実として、昨年以降ブラックロックなどがブロックチェーン技術の使用を開始し徐々に規模を拡大しています。
このような現実を見た時に、機能のないビットコインよりも、実際に使われつつあるイーサリアムのの方がもしかすると投資妙味があるのかもしれないと思う気持ちも出てきます。
かくいう私も、2023年にビットコインを購入したタイミングでイーサリアムも買っており保有を継続しています。
イーサリアムについても上昇するに越したことはない、とは思うものの、とはいえ、ソラナなどのイーサリアムキラーの存在を考えると間違いないとは到底いえません。ビットコインと比較して、よりリスクがあるのは承知の上で投資するべきでしょう。
動画はPexelsの無料動画を使用しております。（黒猫の動画はわがやの猫さんです）
https://www.pexels.com/ja-jp/videos/
